こんにちは。あおい(@megane_mgr)です。
今日はマーケティング思考を養うトレーニングとしての記事を書きます。
マーケティング思考で《差別化できる大学経営》について一緒に考えてみましょう。と言ってもマーケティングミックスだとか4Pだとかややこしい話じゃなくて、頭の体操って感じのライトな記事です。
マーケティングを学び始めた方も一緒に学べるように書いています。
最後までお付き合いください。
マーケティングで考える大学経営の未来
私は教員を目指していました。実は教員専修免許も持っています。
今は全然違う業界でマーケティングと人材マネジメントをしているのですが、いまだに「転職するなら教員やりたいなー」なんて思うわけです。
そんな私が大学ってこれからどうなるんだろうねという、大学からしたら余計なお世話なテーマを同僚と議論してみました。
まず、これから少子化が進んでいくので市場規模は小さくなるでしょう。
さらに、学歴不要論が大きな声で叫ばれて、いわゆるFラン大学なんかは入学希望者は減っていくでしょう。
学生の数に対して大学の定員数が割れることは目に見えています。
国からの助成金はあるかもしれませんが、大学経営は厳しい環境が進むはずです。
つまり、明確な強み・優位性を持って差別化することで応募学生を増やしていくことが求められます。
大学を差別化するにはどうしたらいいのか
私が大学を差別化するのに有効かなと思ったのが図書館への集中投資です。
理由は三つ
- 学術的な価値のある資料を集めて学生の研究実績が上がる
- 高校生が憧れるイケてるキャンパスライフを演出できる
- 地域とのつながりを持ってマネタイズできる
学術的な価値のある資料を集めて学生の研究実績が上がる
一つ目の理由は説明不要とも思いますが、大学で真面目に勉強したい学生をターゲットにおいています。
大学は勉強する施設です。
真面目に勉強したい学生にとって必要な文献・資料が充実していることは絶対的に必要な条件です。
資料が少なすぎて知りたい情報が手に入らないなんてことは論外です。
高校生が憧れるイケてるキャンパスライフを演出できる
二つ目の理由はリア充になりたい高校生をターゲットにおいています。
学術的な実績ももちろん重要ですが、17歳くらいの少年少女たちにとって、”どれだけイケてる学生生活を送れるか”もかなり重要だと思うんですね。
高校選びも「制服が可愛い/イケてるから」とかそんな理由だったでしょ。
よし、イケてる空間をつくろう。でも、いろんな学部に分散投資してしまうと差別化できるほどイケてる空間をつくることは難しい。
だから、多くの学生が利用する図書館に集中投資してオシャレでイケてる空間をつくろう。
イケてるってなに?って話になるのですが、その辺はリア充に聞いてみて。ワタシニハワカリマセン。
(余談だけどイケてるって死語か??)
イケてる付帯設備の例でいえば名古屋大学ね。大学図書館の中にスタバがあるんです。(←もはや他にもっといい事例がありそうだけどご容赦を。)
それだけで絶対図書館が賑わうよね。だってリア充はスタバが大好きだから。
地域とのつながりを持ってマネタイズできる
三つ目の理由は地域との共生を目的とするわけですね。
大学の図書館を今まで以上にオープンな状態にして地域に役に立つ施設として利用してはいかがでしょう。
これから書籍の電子化が進んでいくとすると図書館も不要になるのではないでしょうか。
大学図書館と自治体の公立図書館って機能が重複する部分もあると思うので、大学図書館でその機能を包括してしまいましょう。
近隣の公立図書館は廃止、浮いた資金は自治体から大学に対して助成金を出して。自治体としてはいくらかコストを削減できるんじゃないでしょうか。雇用が減るとかは論点ではないので無視します。
地域にオープンにすることで、SDGsの「質の高い教育をみんなに」というビジョンにも合いますし非常に合理的です。
大学としても学生以外の人の出入りがあれば付帯施設のテナント価値が上がるので、スタバのような企業誘致もしやすいでしょう。
もしくは経済学部とか経営学部の学生でカフェでも運営したらいい勉強になりますよ。
まとめ~大学は図書館で差別化しよう~
これからの大学経営では差別化のために図書館への集中投資が有効だと考えます。
文献・資料も充実させるし、おしゃれな空間やイケてる付帯サービスも充実させる。
勉強したい陰キャにもリア充アピールしたい陽キャにも欲求充足させる。つまり、機能的な価値と情緒的な価値を両立させる。
そして、これまで以上にオープンな施設として運用して社会貢献度を上げつつ集客&マネタイズする。
学生以外の出入りが多いと危険が増えるとかいうモンスターペアレント的なご意見はありがたく頂戴いたします。
メリット・デメリットある気がするので、もしよければご意見ください
■Twitter >>あおい(@megane_mgr)
マーケティング思考を養うために、引き続きこんなことを考えながら日常生活を楽しみたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。