こんにちは。あおい(@megane_mgr)です。
前回の記事の続きとして、具体的にどうやって企業理念を浸透させればいいのかを一緒に考えてみたいと思います。
デカデカと理念を書いたポスターを貼ればいいんじゃない?
それもOKです。
でも、もっと本質的な方法で確実に浸透させたいですね。
この記事を読んでいただくことで、あなたなりの方法を見つけ出すアイデアがみつかるはずです。
企業理念を浸透させるために重要なこととは?
あなたはどの程度、企業理念を理解していますか?
企業理念をチームに浸透させるために最も重要なのは、リーダーが誰よりも理念を理解していることです。
でも、安心してください。
ここでいう誰よりもというのは、創業者と同じレベルで理解している!ということではなく、他の社員よりも理解している状態で結構です。
野球のルールすら知らない人が野球の指導者にはなれません。
かといって、イチロー並みの技術は必要ではありません。
まずは人よりも少し優っている、少し知っているという状態を目指しましょう。
それではさっそく、理念を浸透させるための大前提として、チームの誰よりも自分自身が理念を理解するということに取り組んでみましょう。
企業理念を理解するための3ステップ
あなたが企業理念を理解するためのおススメの3ステップをご紹介いたします。
- 自分の会社が「誰に対して、どんな風に役に立っているか」を把握する
- 理念を覚えて、自分の言葉で説明できるようになる
- 行動や発言するときに「これは理念にあっているか?」と自問する
この③を習慣にすることができれば、あなたの部下にも自然と企業理念が浸透していきます。
なぜなら、あなたの行動や発言から「○○課長ならこう判断するはず」という、企業理念に則した思考ができるようになるからです。
それぞれのステップを解説していきます。
自分の会社が「誰に対して、どんな風に役に立っているか」を把握する
まずは自分の会社の仕事がどのような意味のある仕事なのかをもう一度振り返りましょう。
まるで就職活動の企業研究のようですが、今回は細かく覚える必要はありません。
自分の会社がどのような規模で、どんな領域に事業を展開しているかを大まかに把握するだけで結構です。
そもそも会社全体のことを知らないと、自分の部署だけの小さな世界の考えしか身につきません。
全社的なスケールでとらえることで、企業としての方向性や社会に提供する価値を把握しましょう。
理念を覚えて、自分の言葉で説明できるようになる
理念が文章になっている会社はそれを暗記するステップです。
理念以外にもビジョンやバリューや使命という言葉で方針を立てている会社もあると思います。
合わせて覚えていただくとさらに深く理解することができるでしょう。
自分の会社がどのような考えで事業展開・運営をしているかが見えてくるはずです。
例えば、ディズニーリゾートを運営しているオリエンタルランドの企業理念を紹介します。
(公式HPでは企業使命と表現されています)
自由でみずみずしい発想を原動力に
すばらしい夢と感動
ひととしての喜び
そしてやすらぎを提供します。
株式会社オリエンタルランド HPから引用
ディズニーリゾートに訪れたことがある方は、いろいろなところにこの理念を感じるのではないでしょうか。
たとえば、園内にはいたるところにゴミ箱があり、笑顔のキャストさんが清掃しています。
あれだけ大勢の人が食べ歩きとかしているにもかかわらず、園内の清潔さはまさに”やすらぎ”の空間です。
このように、自社の企業理念がどのように事業に反映されているのかを、自分の言葉で説明できるようになりましょう。
行動や発言するときに「これは理念にあっているか?」と自問する
この3ステップを繰り返せば、自分の理念への理解が深まると同時に、チームへも理念が浸透していきます。
企業理念とは行動指針です。
部下は上司であるあなたのことを意外と見ているものです。
理念に基づいた言動をとることで理念は自然と浸透していきます。
反対に、理念に沿っていない一貫性のない行動をすると理念の浸透はできません。
リーダーであるあなたがぶれてはいけません。
「○○課長ならこう判断/行動するはず。」そんな風に部下から思ってもらえたのなら、一貫した言動によって理念が浸透している証拠です。
先ほど紹介したオリエンタルランド様の企業理念は、社内にもしっかりと浸透しているんじゃないかと思います。
というのも、ディズニーランドなどパーク内で働くキャストのほとんどがアルバイトということは有名ですよね。
アルバイトであのホスピタリティが実現できるのは、全員が同じ想い=理念に基づいて行動することができているからです。
夢と感動と喜びとやすらぎ、そのすべてを感じることができる心地よい空間になっていますよね。
まとめ
理念を浸透させるための3ステップをおさらいしておきましょう。
- 自分の会社が「誰に対して、どんな風に役に立っているか」を把握する
- 理念を覚えて、自分の言葉で説明できるようになる
- 行動や発言するときに「これは理念にあっているか?」と自問する
チームの全員が同じ考え方で、同じ目標に向かって走ることができれば、必ず大きな成果を上げることができるはずです。
そのためには、まず上司であるあなた自身が理念に沿った一貫した行動をとることが近道です。
ぜひ今日から実践してパフォーマンスの高い組織を目指しましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。