マネジメント

【企業理念って必要?】チームの心をひとつにする根本的な考え方

こんにちは。あおい(@megane_mgr)です。

組織が大きくなればなるほど、そこに所属する人たちの判断基準を統一することは難しくなっていきます。

組織としての判断基準がばらばらだと足並みがそろわず、組織としての業績の最大化は実現できません。

チーム・組織を思い通りに動かすための根本的な考え方である企業理念について記事にしました。

あおい

強いチームをつくるための大事な考え方をご理解いただけるものと思います!

企業理念とは?

企業理念とは企業が掲げる根本的な考え方のことで、企業としてどのような価値を提供したいのかを明確にするものです。

その企業で勤める社員が共通の価値観として理解することによって、その効果は非常に大きなものとなります。

ただし、当然ですが理念を持っている企業でも理念が浸透していなければ意味がありません。

皆さんの会社には企業理念がありますか?
また、あなたはその企業理念を言うことができますか?

理念が言えないという方は、さっそくご自身で調べてみてください。

大きな会社であればHPに掲げている企業もあります。
まずは知ることから始めましょう。

企業理念がない会社にお勤めの方は、この『共通の考え方を持つ』という考え方を自分のチームにだけでも持ち込んでみてください。

少し時間はかかるかもしれませんが、浸透したときにその効果の大きさを実感していただけると思います(^^

では、具体的に企業理念があることでどのような効果があるのでしょうか。

理念が浸透している企業は業績が良い?

2015年の記事ですが、企業理念に関して社会人2000人以上を対象にしたアンケート結果についての興味深い記事を見つけました。

《参考記事》
企業理念の浸透度は3割 – 浸透していない会社の23.4%が赤字(マイナビニュース)

この記事によるとおよそ半数の企業が言葉や文章になった企業理念を持っており、約3割の企業は企業理念そのものを持っていないそうです。

企業の規模にもよると思いますが、すべての企業が持っているわけではないのです。

さらに、企業の収益性において大きな差が出ています。

企業理念が浸透している企業の方が、企業理念が浸透していない企業よりも収益性が高いという傾向があるのです。

理念という根本的な共通の考え方を持った組織の方が、強い組織であるということが言えそうですね。

では、なぜ企業理念が浸透している企業の方が収益性が高くなるのでしょうか。
企業理念の持つ意味について考えてみましょう。

企業理念はどんな時に役に立つのか?

そもそも、企業理念とは企業が持つ根本的な考え方のことでした。

人間はその個人の考え方・価値観に基づいて行動を決定します。

よく使われる例として、「半分の水が入ったコップ」のお話を聞いたことがあるでしょうか。

”半分の水が入ったコップ”を見た時に、のどが渇いた人であれば「まだ半分も水が残っている!」と、のどを鳴らしてグイっと水を飲むかもしれません。

ですが、「もう半分しか水が残っていない」と感じた人は、慎重に一口飲むか、もしくは飲むことを我慢するという行動をとるでしょう。

もしくは、洗い物をしたい主婦なら、水を捨ててコップを洗い始めるかもしれません。

このように同じものを見た時にその人の考え方や価値観によって行動が異なります。

コップの水をみんなでシェアしなければならない場合には、上記のような価値観の違いから不平不満が生じたり、ときには争いが起こることもあるでしょう。

組織のパフォーマンスを最大化させるためには、みんなが同じ方向を目指せるような共通の考え方=理念が必要なのです

マネージャー/上司がすべきことは?

あなたがもし、部下を持つマネージャーや企業の経営者だとしたら、ぜひとも理念の浸透に力を注いでください。

優秀なあなたにだからこそ、もう一度言います。

あなたのチームに対して、理念の浸透に全力を注いでください。

あおい

あなたが思っている以上に、部下は企業理念に興味がないです。

理念を耳にするだけでは、部下にとっては通勤中に見かける看板のような、「たまに目に入るから覚えてるけど何の広告かわからん」という形だけのものになってしまいます。

私も新入社員の頃は「理念ね、ふーん。」くらいにしか思っていませんでした。

企業理念が文章として存在していても、理解していなければ意味がありません。

あなたが上司の立場なら、理念を言葉で伝えるだけでなく、理念を体現する人でいなければなりません。

>>企業理念を浸透させて強い組織をつくる方法はコチラ

もしかすると、この記事を読んでいる上司の方の中には、「理念?なにそれうまいの?」という状態の人もいると思います。

あなたの職場に企業理念が浸透していないのであれば、めちゃくちゃチャンスです!!

これからあなたが理念を浸透させることで、チームの成果をさらに高めることができるからです!

「私の職場には企業理念が存在しないぞ」という方は、勝手に作っちゃいましょう!(笑)

チームとしてどんな価値観で物事を考えるか、チームの全員が共通認識を持つことが大切です。

企業理念ではなくあなたのチーム理念でもいいんですよ。

メンバーみんなの行動指針になるような理念をあなたが作って、(できれば文章にして)浸透させて業績を最大化させましょう。

まとめ

  • 企業理念とは企業が持つ根本的な考え方であり、社員の行動指針である
  • 企業理念が浸透している企業の方が収益性が高いといえる
  • 企業・組織の成果を高めたければ理念の浸透が効果的である
  • 理念を浸透させるためには上司がそれを体現することが重要である

ただの個人の集まりではなく、優秀な”チーム”を作るための第一歩は理念を浸透させることです。

そうすることで、きっとあなたのチームは仲間としての意識が、結束力が強くなり、今よりももっと大きな成果が出せるチームになるでしょう。

実際に浸透させていくうえで、理念という言葉は置き去りにしてもOKです。

大切なのは『一貫した行動指針を持たせること』です。

あなたの行動や言動を日ごろ見ている部下たちが、『○○課長ならきっとこう判断するよね』という風に共通の考えを持てるようになったら、理念の浸透が十分にできているといえます。

あなたのマネジメント力を発揮して、同じ方向を目指す強いチームを作り上げていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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いくつかの企業や組織の理念をご紹介します。

大きな企業・有名な組織ですので、ぐぐったら答えは出てきます。
興味を持った方は調べてみてください(^^

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