こんにちは。あおいです。
優秀なマネージャーになるために、まずはどんなマネージャーになりたいかという目標を設定します。
これからマネージャーになる方にとってあるべき姿を考える際の参考になれば幸いです。
前回までのまとめ
マネージャーになって2か月ほどが経ち、少しずつ環境には慣れていったものの、チームの成績は思うように伸びませんでした。
どうすれば結果を出すことができるのか、壁にぶつかった私を上司(T課長)が飲みに連れて行ってくれました。
その際にT課長から「どんなマネージャーになりたいか」を考えることが大切だと教わりました。そして、そのための3つのステップ
- 仕事に関して自分らしさや自分にしかない強みを自覚しよう
- 「この人と一緒に働きたい」と思った人はどんな人か考えよう
- 周りからどんな上司と評価されたいか具体的な言葉でイメージしよう
を踏まえて理想の上司像を考えていきたいと思います。
今回は次のステップとして
周りからどんな上司と評価されたいか具体的な言葉でイメージしよう
という観点から取り組んでいきたいと思います。
2か月の頑張りはどんな評価をされているか
「さっき君のチームの山田さんにメガネくん(=筆者)の印象を聞いたけど、『・・・普通です』って言ってたよ。」
そんなことをT課長から聞かされ、これまでの2か月の頑張りは何だったのだろうかと泣きたい気持ちになりました。
私としては慣れないながらも一生懸命チームのために動いてきたつもりだったのですが、部下にはその頑張りが認めてもらえなかったようです。
落ち込む私にイケメンT課長は優しくこう教えてくれました。
「これまでの頑張り方では部下から評価されないということが分かってよかったね。明日からは頑張り方を変えてみよう。」
なんというポジティブシンキングなイケメンなのでしょう。
やはりイケメンはこれまでの成功体験からポジティブシンキングが身につくのでしょうか。
しかし、同様のことをかの有名な”発明王”エジソンも「失敗ではなくうまくいかない方法の発見である」みたいなこと言ってましたよね。(うろ覚え)
エジソンがイケメンかどうかは存じ上げませんが、やはりものごとの捉え方というものが非常に大事なのですね。
多くの場合、評価の対象は行動である
T課長の言うように私のこれまでの2か月の頑張り方は部下には評価してもらえなかったということがわかりました。
今回T課長が私に伝えたかったのは、私がどんな素敵な理想の上司像を掲げたところで部下の目にそのように映らないと意味がないということだと思います。
「みんなから愛される上司になりたい」のであれば愛されるような行動をとることが必要です。
例えば、失敗した部下に対して優しい言葉をかけて励まし、成功するまでサポートすることで愛情を感じてもらえるかもしれません。
反対に冷たい言葉を投げかけるだけでは信頼も愛情もありません。
理想の上司像を掲げるのであればその上司像にふさわしい行動や発言をしなければならないのです。
周りからどう見られているかを意識する
そもそも上司というものには、大前提として部下という存在があります。
その部下が上司である私のことをどのように評価するか、それこそ私が本当の意味で目指さなければいけない理想の上司像なのです。
自分のなりたい姿をイメージするだけで満足してはいけません。
意識的にそのイメージに合った言動を選ぶことが必要です。
なぜなら、上司としての私は部下の中にしかいないのですから。
理想の上司像を掲げると同時に、部下の目に映る私の行動も徹底的に意識して理想の上司像を体現しなければなりません。
まとめ
理想の上司像をイメージするにあたって、周りの人からどのように評価されたいか、つまり、どんな人だと思われたいかがとても重要です。
部下が私の意欲や考え方を評価してくれることがあったとしても、それは私の意欲や考えそのものへの評価ではありません。
意欲が行動に表れ、考えを言葉にして初めて部下に評価されるのです。
「私は他のどのマネージャーよりも一生懸命取り組んでいる!」と思っていても、実際の行動や発言に表れていないマネージャーはたくさんいるのではないでしょうか。
考えることばかりではなく目に見える行動に移すことも必要なことなのですね。
次回はこれまでのおさらいを一つの記事にまとめようと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。