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【初詣で学んだ商売のコツ】さびれたゲームセンターが教えてくれたマーケティング

こんにちは。あおい(@megane_mgr)です。

あけましておめでとうございます。

2021年も頑張って記事を更新してまいりますのでよろしくお願いします。

新年早々、さびれたゲームセンターの秘められた商才を見た。

お正月に起きた出来事をマーケティングの観点で記事にしてみた。ぜひ見習いたい。

お正月だ、初詣に行こう

お正月ということで職場の同僚4人と初詣に行くことに。

向かったのは兵庫県でも有名な神社で、県外からも人が来るらしく毎年大賑わいなのだそうです。

商売繁盛や縁結びなど様々な神様が祭られているというありがたい神社で、私が赴任している事業所ではその神社への初詣は毎年恒例の行事なのだそう。

仕事を終えて、人のあふれる繁華街を通り抜けて神社に到着したのは19時頃。街には若い人たちが賑わっていました。

しかし、神社の近くまで来ると同僚たちはその違和感に気づき始めるのでした。どうやら今年は例年とは事情が異なるようです。

到着して鳥居をくぐると朱色の鮮やかな本殿が遠くに見えますが、その手前にはクリスマスカラー(に見えた)の赤と緑のコーンが立ち並ぶ。

そのコーンの役目は「立ち入り禁止」の看板を掲げることである。

夜の酒気帯び参拝客を文字通り”門前払い”するのでした。

当然、売店(お守りとか売ってるところってなんていうんだろう?)にも明かりはなく、固く閉ざされた無機質なシャッターが冷たい夜風に吹かれ、不規則にカタカタとその身を震わせていました。

押し寄せる営業自粛の波

言うまでもなく感染症対策の一環だそうで。まぁ当然と言えば当然ですね。

私を含め同僚たちの神様への信仰心はよしとして、営業時間的なものを調べずに現地に着くという行き当たりばったりさを発揮した。

このチームの未来は明るくないかもしれない。

昨年いただいた商売繁盛のお札をお返しして、新しいお札を迎えするというミッションを断念し、意気消沈して帰路につくことに。

事業所の代表として改めて来ようと思う。

同僚たちはおみくじでの運試しが目当てだったらしく、神社が閉まっていることに不満を漏らしていました。

「そんなこと言ってたら縁結びの神様も手を差し伸べてくれなくなるよ」となだめたところ、突き刺すような冷たい目で見られました。

いわゆる結婚適齢期の未婚女性に対して触れてはいけない話題のようです。反省。

ゲームセンターのおススメの一台

神社の周辺にはベビーカステラや焼きそばなど屋台がいくつかありましたが、神社というこの時期の最強集客ツールが閉まっているため、営業している屋台はありませんでした。

祭りのような賑わいも、おいしそうな香りもなく、酒に酔ったおじさんの大声だけが冬の澄んだ空気に響き渡っていました。

散歩がてら来た道とは違う道で帰ることに。

白い息をみて改めて冬の寒さを感じながら歩き始めるとすぐに、古めかしいゲームセンターを見つけた。

その入り口には、やはり古めかしい機械が存在感を放っていた。

これから店内に入ろうとする客の邪魔をするかのように入り口の前に堂々と置かれている。

その機械の前で20歳前後の若い2組のカップルがワイワイしていた。

あんなレトロなゲームセンターに若い子が近づくなんて、どんなゲームだろうかと興味を持って近づくと、それは「おみくじ」マシーンだった。

商売繁盛の秘~-競合の穴を埋める~

1月初旬、神社の近く、神社は時短営業…。

なるほど、これは確かにマーケットに需要がありますね。

まさか神社とゲームセンターが競合するとは思わなかったが、競合他社が取りこぼした顧客をしっかりキャッチして売り上げにしている。

このさびれたゲームセンターの店主がマーケティングとか小難しい理屈を考えていたかはわかりません。

しかし、商売において、顧客にどんなニーズがあるか、顧客がどんな行動をとるか、そこに目を向けることが非常に大事だと改めて気づく。

厳密には神社はビジネスじゃないので顧客とか競合とか言うとバチが当たるかもしれない。

神様、おゆるしください。

消費者心理にもいろいろあるのね

あおい

(・・・ゲームセンターのおみくじなんて、適当な言葉が書かれたただの紙切れじゃん。ボいい商売だなぁ。)

ああいうおみくじを作ってる方には大変失礼かと思いますが、私はそんな味気ないことを考えていました。

その時の私は、数分後にまさか末吉の紙をつかまされることになるなんて微塵も想像していませんでした。

同僚Yさん

あ!!おみくじあるじゃん!!
やったね♪みんなで運試ししよー!

その一言は私の財布から貴重な100円を奪っていったのでした。

おみくじ欲求が最高まで高まった同僚Yさんが、まさにそのゲームセンターのターゲットだったのです。

しかも「みんなで運試ししよー」という露骨な同調圧力をかけられ、小心者の私はまんまと怪しいおみくじを引くことになるのでした。

もしかしたらさっきのカップルの彼氏さん達も私と同じ気持ちを味わっていたのかもしれない。

彼氏さんよ、お気の毒に。

しかも出たのは末吉。全然よくないやつ、、、。2021年は幸先が悪いぞ。

あおい

みんなで「せーの!」で見せ合うとか、ちょっと楽しかったのは内緒です。

まとめ

今回の初詣ではこんなことを学びました。

  • 営業時間は事前に確認しよう
  • 競合他社の穴を見つけよう
  • 消費行動は個人か集団かで異なる
  • 女性はおみくじが好きだ


初詣は期待通りにはなりませんでしたが、2021年は期待以上の明るい世の中になっていくことを望みます。

最後までお読みいいただきありがとうございました。

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