こんにちは。めがねマネージャー(@megane_mgr)です。
(この記事は2021年5月下旬に書いています。)
早いもので新年度が始まって2か月が過ぎ。6月になろうとしています。
この時期になると4月に入社した新社会人が「辞めたい」とか「死にたい」とかいうツイートをしているのを見ます。
未来ある若者からそんな言葉が出るなんてとても悲しいことです。
なぜそんなことになってしまうのか考えてみようと思います。
悩める新社会人や、その育成に携わる方のために!悩みの種を知ることで解決策をみつけましょう♪
仕事がつらくなる理由は何か

新社会人が前向きな気持ちで働けないのはなぜなのでしょうか。
入社一年目ってどんなんだったかなぁと思い返しながら、Twitterで呟いてみたらたくさんの反応をいただきました。
社会人一年目のアカウント見てると辞めたいとか死にたいとか、めちゃくちゃ陰鬱なオーラが漂ってて見てられない😢
— めがねん👓成長を応援する人 (@megane_mgr) May 30, 2021
そんに仕事ってつらいのかな?みんなも1年目ってそんな感じでしたか?
リプの中でいくつか体験談を聞くことができました。
社会の厳しさに耐えられなかった…。
役に立たない自分が情けなかった…。
理想と現実のギャップが大きかった…。
なるほど。確かに私も仕事がうまくいかないことに苦い思いをしました。
そして、私の後輩たちもこの理想と現実のギャップに苦しんでいました。
理想と現実のギャップの原因は?
よく聞く『理想と現実のギャップ』がなぜ起こるのか考えてみましょう。
私は大きく二つの原因があると分析しています。
- 就活の目的が ”入社すること” になっている
- 掲げる理想が高すぎる
就活の目的が”入社すること”になっている

今の就活には大きな違和感を感じます。
私は就活の本質は理想の生き方をするための会社選びだと思っています。
ただし、現在の就活情報の多くは入社後の情報よりも、入社するまでの”就活ハック”みたいなものにかたよりすぎています。
ここの会社は面接でこういうことを聞かれるよ!とか、グループワークが特徴的だから対策ロープレをしよう!みたいな。
入社はあくまでスタートなのに、入社することがゴールになってる。
もちろん内定をもらえないと始まらないのは事実ですけどね。
自分がどんな会社で働くべきかを考える/教えてもらえる機会が不足している。
選考をクリアする方法も大切だけど、もっと大切なのは企業研究。
その会社の事業領域や成果をちゃんと調べてほしい。
そこで働く人のリアルな声をちゃんと聞いてほしい。
そのうえで自分の価値観に合っているか、その会社で働いている人のようになりたいと思えるか、じっくり考えてみてほしいです。
入社した3年後の自分がどんな働きがいを持っているかを想像できてるのかな?
理想が高すぎる

2つ目の理由は理想が高すぎること。これは間違いなくSNSの発展によって加速してる。
インスタを開くと自分と5歳も変わらない同年代の人が”いい暮らし”を発信してる。
そんなインフルエンサーを見た学生はそれが近いうちに自分にも訪れる未来のように錯覚する。
社会人になったらこんなイケてる生活ができるんだ、って。
でも現実はそんなことない。
入社1・2年はうまくいかなくて怒られることも多いし、自分の無力さに情けなくなることもあるよ。
ほとんどの人は1年目は失敗しながらも泥臭く働いてるのよ。
SNSで目立つのはほんの一握りの成功者だし、成功してない人もブランディングのためにいい暮らしをしてるように”見せてる”こともあるんですよ。
SNSが発達した現代では、自分にも実現できそうなリアルな理想像を簡単にイメージできる。
学生で起業して〇億円!みたいなテレビの向こうのどこかの誰かじゃなくて、
インスタで繋がった身近なあの人を自分の未来として想像できちゃう。
昔よりも理想像がはっきりしてるから『理想と現実のギャップ』の悩みが明確になってしまうのだと思う。
理想と現実のギャップをなくすには
最後に、どうしたらこの理想と現実のギャップをなくせるか考えました。
- 仕事の目的を明確にして働きたい企業に就活をする。
- 情報の取捨選択をして幻の理想像を設定しない。
学生さんは入社してすぐはうまくいかなくて当然という意識で仕事に取り組んでくださいね。
最初はやりたくない仕事にも向き合う必要があるものですよ。
>>『いやな仕事にも向き合えるマインド』を学びたい人はコチラ
- 就活生に社員の声をちゃんと聞かせてあげる。
- あなたが理想像になってあげる。
余裕がない新入社員よりも、余裕を持ってる先輩たちの方がやるべきことは多いように思います。
その中でも誰でもできることは『自分が理想像になるんだ』という想いをもって、尊敬できる先輩になってあげることです。
○○さんみたいになりたい!って思わせてあげてください。
そうすれば自分の成果も上がるはずだし、必ず後輩たちも前向きに仕事に取り組むようになりますよ。
「最近の若い奴は…」じゃなくて、自分にできることをやりましょう♪
就職活動・選考活動って学生にも企業にも大きなコストがかかります。
新入社員がすぐ辞めるというのは、そのコストを無駄にするということです。
企業にも就活生にもお互いにデメリットしかないですよね。
だから、新入社員が理想と現実のギャップに悩まないようにお互いに工夫しないといけませんね。
仕事って本来は楽しいものです。一人でも多くの新社会人が前向きに働けるように祈っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。