こんにちは。あおい(@megane_mgr)です。
これまで100人以上のスタッフのマネジメントをしてきた私が大切にしている傾聴力についての記事です。
この記事をお読みいただければ、部下の成長に課題を抱えているあなたの悩みを解決するきっかけになるはずです。
ただし、「手っ取り早く部下を成長させる即効性のある方法を教えろ!」という方にはお役に立てません。
人材育成はじっくり向き合う根気が必要なことです。その心意気がある方のみお読みいただければ幸いです。
信頼関係の重要性について
この社会は多くの場面で、特に対人関係においては信頼関係が非常に重要であることは言うまでもありません。
さて、上司と部下という関係性は、教育する側と学ぶ側という立場です。
信頼できる上司の言葉と、信頼できない上司の言葉のどちらが部下の学びになるかを考えてみてください。
どれだけ核心を突いた言葉であろうと、信頼できない上司の言葉は耳を通り抜け、心には残りませんよね。
上司の重要な役目である部下の成長を実現するために、信頼してもらえる上司になることが必要です。
今までの上司の態度やあなた自身の態度を思い出して、あるべき姿をイメージしていきましょう。
信頼関係を築くための重要な力”傾聴力”とは
ズバリお尋ねします!
あなた(もしくはあなたの上司)は信頼できる上司でしょうか?
YESという方は素晴らしいです!
これ以降も復習を兼ねて読んでいただけると嬉しいです。
NOという方はしっかり続きを読んで新しい学びを手に入れましょう!
まず、信頼できる上司になるために最も大切なことは傾聴力です。
傾聴力とは「耳を傾けて、話し手に寄り添って聴く力」や「相手の話をじっと聞く力」など様々な表現がされています。
私あおいなりの解釈は相手の考え・気持ち・想いなどを心から理解する力だと定義しています。
ただ話を聞くだけでなく、言葉の奥に隠されているその人の想いや感情も理解できるように、その人の立場になって話を聴く姿勢が大切です。
言葉を耳に入れるのではなく、想いを心で受け止めるんだ!という意識を持って接することで信頼関係が築けます。
ただし、意識しているだけで部下にその想いが伝わっていなければ意味がありません。
信頼関係を築くための傾聴力は、「○○さんは私のことを理解してくれる」と感じてもらえるまで熱心に話を聴いてあげることでその力を発揮します。
信頼できない上司にありがちなNG言動
部下に信頼してもらえるように傾聴力を高めるためには時間がかかります。
まずは絶対にやってはいけないNGな言動を知ることで、傾聴力UP=信頼UPを目指しましょう。
絶対NGな言動はこちらです。
- 必殺!俺のターンだッ!!
- 話を途中で遮って上司が話し始める。
- この世の心理は我の中にありッ!!
- 価値観を上書きしようとする。
- ザ・無表情ッ!!
- せめてモナ・リザくらい微笑んで。
- 「うん、うん。」(PCカタカタカタカタ…)
- 私よりパソコンと仲良くしてる。
- 「言いたいことはわかった。」
- つまり、気持ちはわかってない。
- 「ちょっと忙しいから後でもいいかな?」
- そして、気づいたらいない・退社してる。
etc..
あなたの上司や上司であるご自身の言動はいかがでしょうか。
NG言動をまとめるために過去の上司を思い出したら腹が立ってきました(笑)
上司という存在は多くの場合、豊富な経験があるため、自分の考え方に自信を持っている人が多いです。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
問題なのは、自分の考え方が「正解」で、それ以外の考え方は「不正解」として、自分の考え方を押し付けてしまうことです。
上記のNG行動に心当たりがある方は大至急、改善しましょう!!
どんどん嫌われていきます!!あなたがどれだけ仕事ができたとしても、あなたの言葉に耳を傾けてくれる部下はいなくなりますよ!!
根拠は私です。
上記の行動をしていて、部下との信頼関係が崩壊した経験があります。
私はプライドが高くて、自分が正しいと信じて育ってきました。(ヤバいやつです。はい。)
なので、部下のわけわかんない理論をぶつけられても、まったく受け入れることができませんでした。
「何言ってんだ、こいつ?」って感じでした。
職場の空気は悪くなり、仕事が楽しくないという部下を量産してしまいました。
その失敗があるからこそ、自分を変えるために一生懸命マネジメントを学んでいます。
皆さんにはそうなってほしくないですし、私も二度とそうならないようにブログを書いて学びを整理しています。
相手の信頼を得る傾聴力の発揮の仕方
では、相手に信頼してもらるために、どのような意識で話を聴くべきかをお伝えします。
冒頭でもお伝えしましたが、即効性があるものではなく根気が必要です!
- 微笑みや相槌など耳だけでなく全身を使って話を聴く。
- 考え方が違っても我慢して話を最後まで聞く。否定をしない。
- なぜそう思ったのか、相手の気持ちを理解しようと心がける。
もちろん他にも細かいテクニックはありますが、部下と接する際の心構えとして、これらのことを徹底的に実践しました。
時間はかかりましたが、徐々に信頼関係を取り戻すことができたと感じています。
信頼関係は構築するのは時間がかかりますが、崩れ去るのは一瞬です。
よく聞く言葉かもしれませんが、改めて皆さんの心にとどめておいてください。
失った信頼は簡単には取り戻せません。
信頼関係を築くことができれば部下は安心し、心を開いて上司の言葉を聞き入れてくれるはずです。
わからないことがあれば積極的に助言をもらいに来てくれますし、何かしらのミスも包み隠さず報告してくれます。
部下の成長を願うなら、まずはあなた自身が部下に寄り添う姿勢を徹底することが大切です。
まとめ
- 部下を成長させるためにはまずは信頼関係を築くことが重要
- 信頼関係を築くためには傾聴力(=相手の考え・気持ち・想いなどを心から理解する力)を高める
- 傾聴力を高めるためには相手を否定せずに受け入れる姿勢で全身で話を聴く
部下にとって上司は選ぶことができません。上司もまた、部下という他人を変えることはできません。
変えられるのは自分と未来です。
あなたが変わることで未来が変わります!
相手を受け入れて認めることがあなたを認めてくれる人を増やします。
私と一緒に傾聴力を磨いて、信頼される上司になりましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。